土木構造物
点検診断技術者
資格認定制度ACCREDITED QUALIFICATION

土木構造物
点検診断技術者資格とは

土木構造物点検診断技術者資格は、土木構造物の点検及び診断業務の技術水準と信頼性の向上を図り、 阪神高速道路等における土木構造物の保全に寄与することを目的としています。
土木構造物の点検及び診断業務に従事する技術者を対象とした講習会、資格試験を実施し、 知識と経験を基に構造物の特性を理解した上で点検の実施、損傷程度の評価、健全性の診断等ができることが認められた技術者に対し、 点検診断技術者資格の認定を行っています。
なお、本資格制度で求める点検及び診断に関する技術は、鋼構造物、コンクリート構造物、トンネル構造物及びその他構造物(土工・舗装・道路付属物)を対象としています。

国土交通省技術者資格
として登録

当資格認定制度における「主任点検診断士」、「点検診断士」については、「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録規程(平成26年国土交通省告示1107号)」に基づく技術者資格登録簿に登録されております。

登録番号 当研究所の資格の名称 資格が対象とする区分
施設分野 業務 知識・技術を
求めるもの
第62号
第71号
主任点検診断士 橋梁(鋼橋) 点検・診断 担当技術者
第63号
第72号
点検診断士 橋梁(鋼橋) 点検・診断 担当技術者
第74号
第83号
主任点検診断士 橋梁(コンクリート橋) 点検・診断 担当技術者
第75号
第84号
点検診断士 橋梁(コンクリート橋) 点検・診断 担当技術者
第89号
第96号
主任点検診断士 トンネル 点検・診断 担当技術者
第90号
第97号
点検診断士 トンネル 点検・診断 担当技術者
第230号
第234号
主任点検診断士 舗装 点検・診断 担当技術者
第231号
第235号
点検診断士 舗装 点検・診断 担当技術者
第239号
第242号
主任点検診断士 小規模附属物 点検・診断 担当技術者
第240号
第243号
点検診断士 小規模附属物 点検・診断 担当技術者
第266号
第273号
主任点検診断士 道路土工構造物(土工) 点検・診断 担当技術者
第267号
第274号
点検診断士 道路土工構造物(土工) 点検・診断 担当技術者

資格区分

当研究所が実施する土木構造物点検診断技術者の資格制度には、主任点検診断士、点検診断士、補助点検士の資格区分があります。

資格区分 業務内容
主任点検診断士
  • 土木構造物の点検及び診断において、十分な知識と経験を基に構造物の特性を理解した上で、 点検の総括(安全管理等を含む)、損傷程度の総合的な評価、健全性の総合的な診断等、業務全体の監理を行うことができる者。
  • 土木構造物の点検及び診断において、点検診断士、補助点検士を指導・総括することができる者。
点検診断士
  • 土木構造物の点検及び診断において、知識と経験を基に構造物の特性を理解した上で、点検の実施(安全管理等を含む)、損傷程度の評価、健全性の診断等を行うことができる者。
  • 土木構造物の点検及び診断において、補助点検士を指導することができる者。
補助点検士
  • 主任点検診断士、点検診断士の指示のもと、土木構造物の点検を安全に行うことができる者。

資格取得の条件

土木構造物点検診断技術者として認定されるためには、当研究所が開催する点検診断講習会を受講し、資格認定試験に合格することが条件です。また、受講・受験にあたって下記の最終学歴及び卒業後の実務経験年数が必要とされます。

資格区分 最終学歴 卒業後の実務経験年数 ※1
主任点検診断士 大学・大学院 ※5 10年以上 ※2
短大・高専・専門学校 ※5 12年以上
高校 ※5 14年以上
中学 17年以上
点検診断士 ※3 大学・大学院 ※5 3年以上
短大・高専・専門学校 ※5 5年以上
高校 ※5 7年以上
中学 10年以上
補助点検士 ※4
  • 1 実務経験年数は土木業務に従事した経験年数です。
  • 2 主任点検診断士においては、修士課程、博士課程前期、博士課程、博士課程後期の在学期間を実務経験年数とみなします。(土木に関する分野を専攻されている場合に限ります。)
  • 3 補助点検士の資格を取得した者については、その後に主任点検診断士又は点検診断士のもとで通算3年以上(最終学歴が中学の場合は6年以上)の現場実務経験(全期間に渡り補助点検士の資格を有する必要はありません)を経た場合、点検診断士の受験資格を付与します。
  • 4 補助点検士については、最終学歴及び卒業後の実務経験年数は問いません。補助点検士の点検技術者資格取得後、点検診断士のもとで現場での3年以上の実務経験を経た者は点検診断士の受験資格を付与します。
  • 5 卒業学部・学科は問いません。

資格取得及び資格更新
において
必要な講習会・資格試験

本資格制度では、点検診断講習会(必須)を受講し、主任点検診断士、点検診断士については資格試験に合格する必要があります。
資格試験は、筆記試験と実地試験を行います。
各資格区分において受験が必要な項目及び資格取得の際の有効期間は下記のとおりです。有効期間を迎えた有資格者は、点検診断講習会の受講が必要となります。

※ 補助点検士の資格更新はございません。有効期間終了後、再度補助点検士講習会を受講ください。

資格区分 新規 更新
点検診断
講習会
資格試験 有効期間 点検診断
講習会
資格試験 有効期間
筆記
試験
実地
試験
主任点検診断士 3年 3年
点検診断士 3年 3年
補助点検士 3年

●:受験が必要な項目

2024年度の受験概要等は
こちらからご確認ください。

2024年度の申込受付は終了しました。

点検診断記載事項変更届について

資格認定者につきましては、認定書及び本資格試験申込の際に申請いただいた下記項目に変更があれば、記載及び申請事項変更届をダウンロードいただき、記載・押印の上、PDFファイルを下記E-mailアドレスまでお送りください。

変更があった場合、
届出を行わなければならない事項

  • 氏名
  • 受験票等の送付先(現住所及び勤務先)
  • 連絡先(電話番号及びe-mailアドレス)
    • 更新の案内・更新後の証明書の送付先として使用いたします。
    • 証明書記載事項変更の場合、変更した証明書をお送りいたします。

送付先

一般財団法人 阪神高速先進技術研究所 
土木構造物点検診断技術者資格認定制度事務局

お問い合わせ先

一般財団法人  阪神高速先進技術研究所  総務企画部 企画課
土木構造物点検診断技術者資格制度事務局

TEL:06-6244-6049
(平日の9:30~17:00)

〒541-0054
大阪府大阪市中央区南本町4丁目5番7号 東亜ビル